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執筆者の写真渡辺 敬

飽き

皆さんこんにちは、渡辺です。


最近思うことがありまして、


東京に飽きた


若造が何言っとんって言われるかもしれないですが、


飽きた。


すごく小さなことかもしれませんが、


新宿の歌舞伎町の入り口を見てワクワクしなくなったし、


渋谷のスクランブル交差点を渡っても人が多くてあんまり好きじゃないなぁと思うし。


東京タワーやスカイツリーを見たって、登ったこともないのに何も感じなくなってしまった。


慣れってのは怖いものです。


多分海外からの観光客や、なんなら都外から来る日本人もまだそういうものにワクワクできるんだろうなぁって。


それはなんと素晴らしいことか。


別に東京が嫌いとかではなくて。


東京って仕事がいっぱいあるし、


遠征仕事で地方に行くこともありますが、


栄えているところは東京に似ていて、でも東京の方が規模が大きくて、東京の方が便利で、


東京っていい街だよなぁと感じながら帰京することが多いいのですが、


それでも東京という街にワクワクしなくなってしまったのはこれは由々しき事態だなぁと。


自分の中で思っているわけです。


おそらく自分が海外以外はずっと東京に住んでいて、


しかもそこそこ都心に近い街に住んでいるから余計そう感じるんだと思います。


それは大変恵まれたことでありがたいことだという自覚はあるんですが、


なんにせよ飽きた。


だからと言って東京離れまーすってわけではなくて、そういうわけにもいかなくて、


多分まだまだ東京で生きるんだろうなぁと思ってるんですが。


何かアクセントが欲しいですね。


東京という街に生きる人間として、


もう少し東京にワクワクできる何か。


そういえば渋谷がそれは大きく変わっていっているんですが、


それすらもはや人ごと。


銀座線の乗り換えだるくなったなぁとかぐらいで、


基本的に「渋谷なんか変わってらぁ」という意識。


街があれだけ変わったら何か人は思いそうですが、


大きな何かは感じなくて、ワクワクできなくて、


つまり外的要因ではもう自分は東京にワクワクできなくなってるわけですね。


先に話した「何かアクセント」は自分で見つけるというか、


自分で作り出さないといけないわけです。


それはなんとも億劫ですね。


新中野製作所/そろそろ30歳

渡辺 敬




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