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執筆者の写真鈴木和人

カード考察「虚空の杯」

 こんばんは、独断偏見MTGニュースの鈴木です。

今回紹介するカードも、一見なかなかその強さに気付きにくいカードです。

ところが大変高騰しており、去年再録されたにも関わらず、値段は上昇を続けています。


画像は全て、マジック・ザ・ギャザリング日本公式サイト様より引用しております。

「虚空の杯」

強い点1

「あらゆるカードを無力化させる」

XXのマナコストを支払って、「虚空の杯」の上に置かれているカウンターの数のマナコストを持つカードを打ち消すという効果のカード。

これって自分も影響受けるのでは?

そうです、受けます。

つまりデメリットもあるわけです。

しかし、1マナで強力な呪文「渦巻く知識」や「思案」、「稲妻」、「思考囲い」、「納墓」、「剣を鍬に」、「敏捷なこそ泥、ラガバン」など、1マナの強力なカードは無数にあります。

基本的にはX=1で唱えられることが多く、自身のデッキはそう言った1マナの

カードをあまり採用しないように構築することが必要になります。

またX=2で唱えるようなことがあれば、強力なヘイトベアを一同に咎めることができます。状況によってはそんな使い分けも可能で、意外と器用に動けます。


強い点2

「1枚で相手を封殺することができる」

デッキ構築時点で、特定のキーカードを主軸としたデッキは多く存在します。

例えばリビングエンドや、カスケードクラッシュのような「続唱」をキーカードとしたデッキの場合、待機呪文を封殺されると機能不全に陥り、勝利できないという事になります。

その続唱デッキをこのカード1枚で封殺できます。

X=0で戦場に着地すれば、そう言った続唱カードは全て打ち消されます。

また、「ミシュラのガラクタ」や、「水蓮の花びら」などの0マナアーティファクトも封殺することができ、8castや親和などのアーティファクトを主体としたデッキも封殺可能です。


強い点3

「0マナアーティファクトである」

アーティファクトを並べることに価値があるデッキは多く存在します。

例えば8castのようなカードは戦場のアーティファクトの数を参照するカードが多い。また、「ウルザの物語」で出てくるトークンなども、アーティファクトの数が重要になってきますし、「オパールのモックス」の金属術達成にも一役買います。

重ねておくことも可能なので、意外と無駄にならないという強みもあります。


使われてみると、絶望的なまでに邪魔なカードであり、使ってみるとなんて頼り甲斐のあるカードなんだ!と実感するでしょう。

逆に、このカードに自分が苦しめられることもあるので、その点はご愛嬌!!


鈴木

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