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執筆者の写真鈴木和人

カード考察「絵描きの召使い」

 こんばんは、独断偏見MTGニュースの鈴木です。

今回も、1枚のカードを深く考察するコーナーをやっていきたいと思います。

今回はとってもニッチなカードなのですが、なんでこんなに高額なのだろう?といった不思議なカードの紹介です。


画像は全て、マジック・ザ・ギャザリング日本公式サイト様より引用しております。

「絵描きの召使い」

かなり個人の趣味にマッチしたカードです。

色を変更する効果を持った2マナのアーティファクトクリーチャー。

結構なやり手だということは、長くマジックと触れ合っているプレイヤーなら周知の事実かもしれませんね。


強い点1

「赤霊破・青霊破などと抜群の相性」

戦場に出ていないカードも、戦場に出ているパーマネントも全ての色を付け足すことができます。

つまり、色メタカードも突き刺すことができます。

赤霊破や青霊破は、わずか1マナでありながらパーマネント破壊も打ち消しもできますが、青と赤の呪文やパーマネントに限定しています。

しかし、「絵描きの召使い」で赤や青を指定すれば、これらのカードは1マナ確定除去、1マナ確定打ち消しという脅威のカードに変貌をとげる事になります。

さらに、土地も破壊できるため、このカードをぐるぐる回すだけで勝てるという戦術もあるかもしれません。


強い点2

「コンボ運用」

さまざまなカードと瞬殺コンボを織りなしますが、特に有名で今でもレガシーの一線級で活躍している「丸砥石」とのコンボは有名でしょう。

自身が色を要求しない2マナであるという点、丸砥石も無色1マナであり、起動には3マナと、わずか計6マナで対戦相手を瞬殺することができます。

赤単色や、白をタッチしたデッキでこのコンボ到達にオールインしているようなデッキが結果を残していますが、何色のデッキでもこのコンボを搭載することが可能で、無限の可能性を秘めていると言えます。

丸砥石は単体では弱いカードですが、「ウルザの物語」の登場でデッキからサーチすることが可能になったので、今後ますます楽しみなコンボとなっています。


強い点3

「色限定サーチをズルできる」

例えば、「緑の太陽の頂点」のような、緑のクリーチャーを限定で場に出せるカードも、「絵描きの召使い」で全て「緑」にしてしまえば、マナさえあればなんでもサーチして戦場に出すことができます。デッキのキーカードですが、単体では弱いカードなどもスロットを割くことなく運用でき、さらにコンボも狙えるという二段構えが可能。

少し悠長な動きかもしれませんので、一線級の動きとは言えないかもしれないですが、最高の相棒が見つかればこの動きの大車輪も夢ではありません。


7月にダブルマスターズ2022が発売となりますが、このカードが再録されるかが非常に注目されています。仮にされなかったとしたら、ますます値段を上げるかもしれません。

個人的には再録されないんじゃないかな、、と思っています。


ではまた!

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