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執筆者の写真鈴木和人

インカーネーションサイクルについて③

 こんばんは、独断偏見MTGニュースの鈴木です。

今日はインカーネーションサイクルの黒に該当する「悲嘆」についてです。

発売当初は確かトップレアとして話題を呼び、あらふる角度から使用実験をされていました。

発売からおおよそ9ヶ月経った今、使用されているデッキは非常に限定的であり、モダンでの採用率はかなり抑えめになっています。

むしろレガシーでの活躍が目立っている印象です。


とはいえ、発売当初最大の評価を受けていただけの性能は折り紙付きで、強力に運用できさえすれば、今後採用率が上がり、価格も再び高騰する可能性があります。


ハンデス能力ということで、統率者戦で弱いという点も、価格が抑えめな要因になっているかもしれませんね。


画像は全て、マジック・ザ・ギャザリング日本公式サイト様より引用しております。

想起コストで唱えると「暴露」と同等のピッチコストとして唱えることができ、実質カードアドバンテージを失ってしまうにせよ、黒主体のコンボデッキの前方確認としても活躍することができ、3/2威迫と、スペックも悪くありません。


このカードの弱点は、相手が手札をガンガン消費するデッキに対して無力であること。それはハンデス全般に言えることなのですが、ピッチコストでなく、素出しするような場面では、非常に弱い可能性が高いのです。


とはいえ、このカードを序盤からグルグルと使いまわせるようなデッキ構築が実現すれば、相手はなすすべなく敗北するでしょう。

クリーチャーであることから使い回しがしやすい点で「暴露」よりも優れている点が多いと言ってもいいかもしれません。


あとは、近年のドロー呪文の質、ドローできる色の増加もハンデスが弱体化した一つの原因かもしれません。

せっかく相手の脅威を手札から抜き去っても、返のターンで補充されてしまっては元も子もありません。テンポアドバンテージを得ている、ということもできるかもしれませんが、こちらはハンドアドバンテージを失っていることがほとんどで、良くて等価交換、悪ければもっと損をしかねない、つまり、「プレイスキル」が大きく問われるカードなのだと考えています。


強く使うか、弱く使うか、デッキ構築の時から十分に検証し、高いプレイスキルとメタゲーム把握が必要です。


mtg好きの皆様!使ってみてはどうでしょうか?



鈴木

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