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執筆者の写真鈴木和人

インカーネーションサイクルについて②

 こんばんは、独断偏見MTGニュースの鈴木です。


本日も「モダンホライゾン2」で登場した、各色インカーネーションサイクルに触れていきたいと思います。

下馬表では評価の高かった、青のサイクル「緻密」。

このカードは現在最も値段の低いインカーネーションサイクルの1枚になっています。


画像はすべて、マジック・ザ・ギャザリング日本公式サイト様より引用しております。

相手のテンポロスを起こし、実質1ターン分のアドバンテージを得ることが可能です。

とはいえ、想起コストで唱えた場合は、こちらはカードアドバンテージを失ってしまい、状況次第では非常に使いにくくなってしまいます。

サイクル中最安とはいえ、効果自体は強力だし、基本スペックも3/3飛行とわるくなく、フィニッシャーにもなりうるカードです。

これはどんなカードにも言えるかもしれないですが、手札で腐ってしまう場合というのが、往々としてあります。

特にこのカードは、対戦相手がクリーチャーやプレインズウォーカーの採用枚数が抑えめのデッキだった場合、ただの4マナ3/3瞬速飛行のカードになってしまいます。

決してわるくはないのですが、モダンではあまりにも貧弱で、「稲妻」1枚で死んでしまうというのが、実に惜しいところです。


脅威に対して一時的な対処になってしまうので、また次のターンには唱えられてしまったりもするので、こちらの手札が潤沢で、1ターンの価値が高い時以外活躍が難しいのが、このカードの採用実績の低さの理由であると思います。


まえている場面をひっくり返す力に若干乏しく、勝ちをより強固にするカードなので、唯一性が低いため、他のカードと競合しやすいのです。


とはいえ、1ターンのバリューを極端に高めるようなデッキ構築であれば、この「緻密」も採用を検討できるでしょう。



鈴木

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