こんばんは、独断偏見MTGニュースの鈴木です。
皆さんは「最強」について考えたことがありますか?
私は考えたことがあります。小さい頃は、オリジナルのキャラとか、武器とか、いろんな絵を描いて遊んでいたものです。
時を経て今、改めて最も強い力を持つと考えられるもの、いや、概念と言っていいかもしれません。
「時間」。この「主観性」とも言い換えられるような、土俵の上で、人生、生命は成り立っており、その主軸たる「時間」を操れるということは、強大な力を手に入れることになるのではないだろうか?
寛容たるこの概念は、何者をも受け入れず、しかし、その逆も然り、拒まずの概念であり、過去、現在、未来と、各々の主観、フィルターを通すことで初めて「存在する」、脳内で形成された世界と感情であります。
ジョジョの奇妙な冒険シリーズでは第三部以降(ジョジョリオンはまだ読んでいないので、わかりませんが・・・)この「時間」を操れる能力を持つものがラスボスとなっています。
時間を止めたり、戻したり、飛ばしたり、加速したり、軸をずらしたり・・・
マジックの世界でも、時間を操ることができます。
画像は全て、マジック・ザ・ギャザリング日本公式サイト様より引用しております。
「運命のきずな」
常に独創性と、強さを求めている私にとって、今でも最高の相棒になっているカードです。
いつかレガシーでも実現できるかな。
このカードは7マナと重いのですが、追加ターン系のカードによくある、使用したら追放され、再利用ができなくなるというテキストが抜け落ちています。
さらに一番の特徴は、墓地に落ちる代わりにライブラリーに戻されるという特性です。
つまり墓地対策に強く、主だった弱点がないため、ニッチな対策を積まない限り無限に使い回せてしまうという点です。
ですが、マジックの試合において、そこまで無限にターンを繰り返さずとも十分なことがほとんどです。十分に早いターンで勝利できてしまいます。
しかし、蟻ほどの脆弱な反乱も、永遠の時をもってすれば大地を貪り尽くすように、例えば1/1のクリーチャーが20ターン相手のライフを削り取れば勝利だし、50ターンもすれば相手のライブラリーはゼロにできる。
それには条件があり、何者かの干渉を受けず、自分だけが止まった時の中を動くことです。
ですが本当の面白さは、対戦相手との関係性にあります。
こちらが無限にターンを繰り返している間、対戦相手は何もすることができません。
それは孤独そのもの、止まった時の中では孤独だということを体現できます。
強力な力の代償は「孤独」であるという人生の教訓を教えてくれる1枚でした。
鈴木
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