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執筆者の写真鈴木和人

魔境モダンを生き抜けるか3

 こんばんは!オリンピック楽しんでいらっしゃいますでしょうか? 毎日ワクワクしますね。


今日は前回の記事の続き。「4C Nexus Control」のサイドボードの話題に触れていきます。


アプリ「MTG Builder」を使用しております。

「サイドボード」

驚愕することなかれ。

通常サイドボードはデッキが苦手とするカードに対しての対策を講じたり、相手のデッキに対して勝率を上げることをコンセプトに組まれる15枚のベンチ選手です。

このデッキでは、いわゆるアグレッシブサイドボーディングという少し特殊なベンチの組み方をしています。

勝ち筋や、デッキコンセプトの根底からガラリと変えてしまうことによって、相手の対策プランを狂わせ、全く想定外の攻撃を仕掛けていくというロマンあふれる戦国武将的戦術です。


60枚〜のデッキ構築から、数枚変えるだけでデッキコンセプトから変更可能な構築に限られますが、この構成はギリギリいけます。

実際に勝率も悪くないです。


「メインボードとの変更点」

基本的なサイド変更はこちらになります。

対戦相手のデッキによって若干の変更はありますが、基本的にはガラッと変えてしまいます!


OUT

運命のきずな 2

荒野の再生 3

アズカンタの探索 1

流刑への道 2

対抗呪文 2

否定の力 2

瞬唱の魔導士 2

レンと6番 1


IN

創案の火 4

時間のねじれ 4

瞬間の味わい 4

永劫のこだま 3


サイド後も無限ターンを目指すという点では変わらないのですが、目指し方が全く違います。

創案の火の着地をゴールに据えた、タップアウト型のコンボデッキになります。


核となるカードを紹介します。

画像は全て、マジック・ザ・ギャザリング日本公式サイト様より引用しております。

「創案の火」

サイド後の「ズル」カード枠。メインでの荒野の再生に役割は近いが、動きは全くの逆になる。

このカードを使って、追加ターンをえるカードをタダで唱えたり、フィニッシャーとなるプレインズウォーカーを置いてフィニッシュに持っていく。

マナを使わなくなるため、トライオームのサイクリングコストや、アズカンタ変身後のコストを払いやすくすることができ、コンボ継続に一役買っている点も強い。

「時間のねじれ」

追加ターンカードその1。

プレインズウォーカーが置かれている環境下や、アズカンタ変身後が置かれている状況下なら普通に打っても強い。

「瞬間の味わい」

追加ターンカードその2。

アンタップステップを飛ばすという絶望的なデメリットを持っているが、創案の火との相性は抜群。マナを使わないので、アンタップステップは不要です。

「永劫のこだま」

第二のコンボを搭載しています。

ナーセットエコーと呼ばれるギミックで、ナーセットが戦場いる状態でこれを打つと、対戦相手はカードを1枚しか引くことができないので、ハンドアドバンテージの差で、ほぼ価値が決まります。


「動き方」

打ち消しを構えて、インスタントタイミングでの行動をしていく。というメインの動き方の真逆になります

創案の火によって、相手ターンにこちらは動くことができませんので、構えていく動きよりも自分のターンにガツガツ動いていきます。

除去やバウンス、3マナテフェリーやナーセットで序盤を凌ぎつつ、創案の火を着地させ、無限ターンを目指します。

サブプランとして、ナーセットエコーを採用していますが、「思考掃き」によって、「永劫のこだま」も落ちやすくなっているので、フラッシュバックコストで打ちやすくなっており、4ターン目の決着の可能性を高めてくれます。


「特徴1」

創案の火によって、マナを使わずに2アクション取ることができます。

1枚は基本的には「追加ターン呪文」2枚目はプレインズウォーカーや、「謎めいた命令」でアドバンテージを稼いでいく。大体2ターンほど追加できれば勝利は目前です。


「特徴2」

「レンと6番」が毎ターントライオームを回収してくれるようになれば、毎ターン2ドローのようなものです。この動きは非常に強く、ドローしてくことが重要なこのデッキにおいて勝ち手段の一つとして機能します。


「特徴3」

第二の勝ち筋「ナーセットエコー」を目指すやり方もあります。

サイド後は「外科的摘出」などの特定のキーカードを抜いてくる手段を構えられる可能性が高いです。

「運命のきずな」は抜いているものの、一旦戦略がバレてしまって「創案の火」を抜かれてしまった場合などはこちらの価値手段を目指していくことができます。


「特徴4」

創案の火によって、土地の役割が変わります。

前述したトライオームが1ドローに変換されやすい点もありますが、フェッチランドもシャッフル要因として確保しておくことができます。

「精神を刻む者、ジェイス」や、「覆いを割く者、ナーセット」「アズカンタの探索」など、デッキトップを参照する機会の多いデッキですので、不要牌を引かないようにすることは重要です。


いかがでしたでしょうか。

意外性の中にもしっかりとした噛み合いのあるアグレッシブサイドボーディング!

実に楽しいものです。


このデッキが果たしてどれほど現在のモダンで通用するか、このご時世試しにくいところではありますが、友人とのテストプレイなどで是非いろんな構築を試してみて欲しいものです!

では、よきモダンライフを!



鈴木


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