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執筆者の写真鈴木和人

フォーゴトン・レルム探訪 高額カード評価

 こんにちは、東洋の真っ赤なルビー鈴木和人です。


マジック歴約23年、一番好きなクリーチャーは「変異種」、最近のお気に入りは「魔の魅惑」、一番勝たせてもらったカードは「運命のきずな」、主な大会戦績「なし」という、この鈴木が新しい企画をお届けいたします!


今までは色ごとに注目カードを紹介してきましたが、今回は、現在のシングル予約販売価格の高いものを評価していこうという企画で、9月のスタンダードローテーション時の装う価格までセットで考察していこうじゃないかという新しい試みです! 私はMTG をコレクション目的で楽しんでいるわけではないので、カードパワーや、デッキ構築、環境に与える影響などを考えて考察するのが好きなのですが、

今回の新弾はしっかりプレビューを追えていなかった事と、ざっくりと見た感じ、カードパワーが低そうだなと予想しましたので、今までの企画指針をちょっと変えて、皆様のシングル購入のお役に立てるのではないかと思い、この企画にしました!


とはいえ、価格が市場に公開されて間もないタイミングですので、この記事の公開時には変動しているかもしれませんがご了承ください! また、シングル参考価格は全て、《日本語》での価格を参照しています!


それではどうぞ!


以下参考価格は晴れる屋さんのシングル予約を参照しており、

以下画像は全て、マジック・ザ・ギャザリング日本公式サイト様より引用しております。

第1位

「デミリッチ」現在価格:¥3,200

2021年9月予想価格:¥1,800

名前だけですと、かつてメルカディアンマスクスを震撼させた「デルレイッチ」のような甘美な響きです。

クリーチャーの質は年々進化していると言われておりますが、このデミリッチも例外ではないようです。

インスタントや、ソーサリーが多く採用された、イゼットスペルなどのデッキでは活躍が見込めます。コスト軽減能力は意外と使いやすいものでしょうし、手札に複数枚抱えていればいるほど、バリューは高いものになるでしょう。

また、攻撃するたび墓地のインスタント、ソーサリーを再利用できるので、戦線の維持や、手札の充実は測りやすくなっており、意外と隙なく運用できるでしょう!

そして、軽減されるコストは(青)なので、呪文連打系のデッキなら、青いデッキじゃなくても採用できる点も面白い!

しかし、大変よく調整されている印象。

手札にデミリッチを抱えていれば抱えているほどインスタント、ソーサリー呪文を握っている可能性は低くなります。

回避能力もないので、戦闘能力も高くはありません。

そしてよく比較されるでしょうが、かつてメタゲームに大きな衝撃をもたらした「弧光のフェニックス」と比べると、速攻や飛行がない分、かなり悠長であり、ゲームを決め切るには少し頼りない印象です。

軽量呪文が強力な環境であればあるほど強いので、パイオニア以下での活躍がメインになるのではないでしょうか?

イラストもとてもかっこいいので、¥1,800前後で落ち着くと予想!採用するのであれば、必然的に採用枚数も多めになりそうですしね!


第2位

「砂漠滅ぼし、イムリス」現在価格 ¥2,800

2021年9月予想価格 ¥1,200~¥1,600

龍王オジュタイ」を彷彿とさせる、強力ドラゴンですね!

スタンダードで大活躍する事でしょう。

ただ、「龍王オジュタイ」が当時のスタンダードでどれほどの活躍をしたのかを知らないのですが、例によってこのイムリスもコントロール系デッキのフィニッシャーにはもってこいでしょう。

除去体制も、呪禁ほどの強さはありませんが、相当に除去しにくく、1回でも戦闘ダメージを与えることができれば圧倒的なハンドアドバンテージを産む可能性があり、この点ではオジュタイよりもバリューが高い可能性があります。

また、現スタンダードで活躍中の「黄金架のドラゴン」を一方的に打ち取ることができるスタッツなのが、このカードの評価を上げる要因になると思います。

とはいえ、下環境で活躍は見込めない性能ですので、価格は落ち着くでしょう!採用枚数も少なめの傾向になるはずですので、¥1,200〜¥1,600をうろうろするんじゃないでしょうか!


第3位

「アーチリッチ、アサーラック」現在価格¥2,000

2021年9月予想金額¥2,200

前回のブログでも紹介した、無限ダンジョンデッキの核になるカード。

単体での強さが光るというよりかは、とにかくこのカードを何らかの悪さをして、タダで戦場に出せれば勝手にコンボが決まって勝つというものです。

「魔の魅惑」とのコンボが話題ですが、2枚コンボとは言わずとも、3枚コンボともなればもっと選択肢は多いはずです。強いかは別ですが!

レガシーリーグでもその実力は証明済であり、今後の発展性に期待が持てるということ、そして非常に唯一性が高いカードということもあり、価格はそう変わらないのではないでしょうか。

このカードが十分な研究がなされたとしても、コンボのキーパーツであるという点には変わりはないので、いつ最高の相棒と出会うか?という期待値を抱えています。なのでむしろ少し値上がるか、もっと長期的なことを言えば、¥5,000クラスのカードにもなるかもしれません。

流通量が多い、新弾発売から1年以内は¥2,000前後をキープしながら、じわじわと高騰するのではないかと予想。

ただ汎用性は高くなく、かなり専門性の高いデッキ構築を余儀なくされるため、レガシーや、モダンのような追加の勝ち手段が強くなければ、使われることはあまりないでしょう!

やはり、「魔の魅惑」との相性が現段階ではベストでしょうね!

現在隆盛中のURデルバー系のデッキには苦戦必死ですので、アルーレンデッキ自体がどこまでやれるかも鍵になってきます!


さて、いかがでしたでしょうか! かなり攻め気な予想をしたものもあれば、安パイ予想もあったこの企画。

まだベスト3までしか考察はできていませんが、次回の記事では、高騰の可能性がある、「買い」予想のカードをピックアップしてみようと思います!


それではまた!



鈴木


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