ようこそMTGインベストメントセンターへ。
支配人のジョン・川平です。
時の流れとは恐ろしいもので、昨日あったものが今日なくなっていたり、今日最高だったものが明日最低になってしまうことがあります。
瞬間瞬間を生きる我々にとって、時間というものはあまりにも無抵抗に襲いかかってくるものでして、救済も絶望もあらゆる事象がこの時間というものの上に成り立っております。
新しい命の誕生が、その人の人生を変える。
そんなこともしばしばですよね。
画像はマジック・ザ・ギャザリング日本公式サイト様より引用しております
「Chain of Smog」
「煙霧の連鎖」
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とし、そのプレイヤーはカードを2枚捨てる。そのプレイヤーはこの呪文をコピーし、そのコピーの新たな対象を選んでもよい。
といった効果のカードですね。
ほんの数週間前までは50円だったカードです。
今は「在庫なし」。
店頭からこのカードが消えたのです。
今日改めてチェックしたところ、
平均価格5,500円、最低金額5,500円になっていました。
1店舗だけ扱いがあるということでこの数字です。
ねぜこのような事態が起きたのか、それこそが、新しい命の誕生、時間の経過による現象なのです。
「ウィザーブルームの初学者」
「オニキス教授」
「セッジムーアの魔女」
新弾「ストリクスヘイヴン」で登場した「魔技」というメカニズムが、「煙霧の連鎖」を変えてしまいました。
自身を対象に取ることで、無限にコピーが可能なので、この「魔技」を無限に誘発させることができます。
もちろん解決の途中で対策されてしまったら大きな損失があるのですが、軽量の2枚コンボは強力であり研究の余地があります。
実際にレガシーにおいてはすでに活躍しており、私自身も「アルーレン」に採用して実験しているところです。
以前にも「煙霧の連鎖」はコンボパーツとして存在はしていたのですが、「魔技」を持つカードたちは「黒」のカードなので無理なく採用でき、無理のないデッキ構築が可能になったことでトーナメントシーンに食い込むことになったのでしょう。
「煙霧の連鎖」が誕生したのは2002年、そしてストリクスヘイヴン誕生は今年2021年。
19年の時を超えた出会いが、大いなる価値を創造したのです。
豊富な知識とアイディア力は先見の明を生みますね。
さようならMTGインベストメントセンター。
鈴木
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