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執筆者の写真鈴木和人

ゼンディカーの夜明け講評

おはようございます。山田ルイ53世です。

こちらで〜〜〜よろしかったでしょうか〜〜〜〜!!!!

ってね、誰ですかってね。


さてやはりきてしまいました、マジック・ザ・ギャザリング(以下MTG)最新セット「ゼンディカーの夜明け」のカードリストが公開されましたね!! 3ヶ月に一回なので、割と高い頻度でMTGネタをブログにすることになりそうですよね。

すでに来年の発売セットも発表されており、最高に興奮したのは「モダンホライゾン2」!!対向色フェッチランドの再録も決まっているそうで!これはMTGから目が離せない!!


今回は今月末発売の「ゼンディカーの夜明け」から、鈴木が注目するカードを講評していきましょう!

「基本セット2021」の注目カードは見事に流行らなかったし、評価に大きな差が出ましたので、今回は世界の正解に近づきたいですね!


では早速行ってみましょう!


エメリアの呼び声/砕け散ったスカイクレイブ、エメリア

以下画像は全てマジック・ザ・ギャザリング日本語公式サイト様より引用させて頂いております。https://magic.wizards.com/ja

今セット注目のメカニズム、「モードを持つ両面カード」の白サイクルです。

ボルトイン?(3点のライフロスと代償にアンタップインで戦場に出る)ランドとしての運用をベースに、コントロールに必要なフィニッシャーを一枚でこなせてしまう。

これはさすがに恐ろしいカードだと思いましたね。

派手さのない効果だが、確実に仕事をしてくれるいぶし銀なメカニズムになりそうですね。

今後のスタンダードのコントロールを大きく支える一枚の予感。

私の主戦場のモダンでの採用はどうでしょうか、、、


レンと六番で墓地から回収できるっていうことがワクワクを加速させますね。


ヴァラクートの覚醒/ヴァラクートの石鍛冶場

「モードを持つ両面カード」の赤のレアです。

今回私の最注目カードの一つと言っていいでしょう!

確定タップインなのですが、遅いデッキなら余りある恩恵を受けれると思います。

手札の入れ替えとワンドローです。カードアドバンテージを失うことなく、不要牌をデッキボトムに送ることができます(墓地に行くようだったら強すぎですね)。

土地コントロール系のデッキに1、2枚ほど採用したいですね。

コストも3マナと比較的軽く、戦況を見て打つ、打たないの判断ができるのもいいですよね。思ったより汎用性が高そうで、欲を言えば2ドロー級の活躍を期待しています!

しかも土地として運用できるとは、、、これは恐ろしい予感、、もしくはまったく使われないか、、、うーん。

3枚予約!モダンで使おうかな!


河川滑りの小道/溶岩滑りの小道

またしても「モードを持つ両面カード」から、レア土地サイクルです!

、、、デュアランじゃん!?いいえ違います、選択できるのはどちらかですよ。

とはいえ確実に環境に大きく影響を与えるカードで、スタンダードではショックランドが全てローテーション落ちするので、新たなマナ基盤として確実に使われていきます。

色マナ拘束に多少弱い部分があることと、基本土地タイプを持っていないので、サーチで持ってくるなどの運用ができない点から、主戦場はスタンダード、ヒストリック、パイオニアになるでしょう!


石成エンジン

名前からして最高ですね。

最高に悪さができそうな一枚。

自身は4マナ、そしてあらゆる起動コストにマナを必要とするので、出てすぐに起動。という運用は難しいでしょう。

しかし、これ自体をコンボパーツに用いたり、「荒野の再生」のような爆発的マナ加速との相性は良く、うまく使えればアドバンテージの化け物になるでしょう。回り始めたら極めてアンフェアな戦いになるでしょう。

このカードを活かせるような専用の構築が必要になるが、楽しみな一枚。

2枚買いで!試しに荒野の再生デッキに入れてみましょう(モダン)。


大群への給餌

ついに歴史を変えてしまった、黒のコモン。コモン!?

ソーサリーとはいえ、黒がエンチャントに触れられるなんて、、、

あらゆるフォーマットで見かけることになるかもしれません。

ライフルーズは痛いですが、クリーチャー、エンチャントを確定除去できる性能はデカすぎる。黒はライフゲイン手段が豊富なので、殴り合いにも対応できる良い一枚。


遺跡ガニ

MTGにおいて蟹という生物はとても面白いギミックを積んでいる、もしくは何にもないという特殊な生物です。

こちらは、対戦相手限定の「面晶体のカニ」。

ライブラリーアウトデッキスタンダードでを成立させるキーカードになりそうです。

モダン以下では「8クラブ」というデッキが生まれることでしょう。

対戦相手限定になったことで、自身のライブラリーを掘り進める「ドレッジ」系のデッキには採用ができないが、ライブラリーアウトデッキを超絶強化すること間違いなし!

2枚買い!(2枚はまあ当たるだろうさ)


鎮まらぬ大地、ヤシャーン

4/4/4クロックに大きなカードアドバンテージがセットになった生物。

キャシャーン。。。。

とはいえ、4マナ出ている時点で追加の土地が必要になるデッキは限られるので、果たして回避能力もなく、除去耐性もないこの生物がどこまで仕事をしてくれるのか、環境によって評価が分かれそうな一枚。

常在能力も強力で、ファイレクシアマナ等、マナコストのズル払いを咎めることができます。

サイドボードにあると良い一枚。


鏡映魔導士、ジェイス

仲間内では、弱すぎるという評価を受けた、新ジェイス。

しかし果たして本当にそうでしょうか?

キッカーすれば自身のコピーを生成できるのも強力だし、そもそもデッキ構築の時点で重い呪文の少ない構成ならば、相当な仕事をしてくれそうです。

単にカードアドバンテージのみならず、キッカーしていればライフアドバンテージもより多く稼げるし、+1能力でデッキトップを操作しながらドローという動きもできる、大変便利なプレインズウォーカーな気がしています。

対戦相手に使われていると想像すると結構ゲロる一枚。

「時を解す者、テフェリー」に変わってコントロールデッキで採用されそうな一枚!

ちょっと初動が高いから、様子見て3枚買い!

上の能力が+2だったらきっとぶっ壊れカードだったと思う、うまく調整の効いた強カードだと思いますね。


見捨てられた碑

ゼンディカーといえば?多くの人が口を揃えて「エルドラージ」と答えるのではないでしょうか?しかし、今回のセットでのストーリーではエルドラージは存在していません。

そのエルドラージの存在を感じることのできるカードがこれ「見捨てられた碑」。

効果は実にぶっ壊れていますね。

アーティファクト系のデッキや、やはりモダンのエルドラージ系のトロンデッキを大きく強化する可能性を秘めていると思います。

とはいえ、自身が5マナと比較的重く、デッキにこのカードが入るスロットがあるかは疑問です。

着地してしまえば、圧倒的な盤面形成と爆発的なマナ加速、ライフレースの優位性を取れることから、「大いなる創造者、カーン」のウィッシュボード戦略に新たに組み込まれるのではないかと思います。

もともと専門性の高いデッキ構築が求められる無色系のデッキなので、既存のアーキタイプにすんなり入って仕事をしてくれるかもしれませんね!


今回のカードセットはわかりやすく超強力なカードは少なく、新規性と可能性に溢れたセットになっているという印象です。

運用方法が試されるいぶし銀なセット、とはいえ、「モードを持つ両面カード」はあまりにも強力かもしれませんね! 新しいメカニズムなので、これから色々試せると思うと大変楽しみです!

ではまた!



鈴木和人

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