そもそもえんぴつ使ってないですよね。
こんにちは、あべです。
私はかなりえんぴつ使います。
シャーペンより使います。
シャーペンのあの、線を引くときに紙に当てる角度次第で細くしたり太くしたりできる感じとか、シャーペンならではの質感もそれはそれで必要な時もありますが、
えんぴつの質感の方が欲しい時が多いです。
でもやっぱり細い線を引くには明らかにシャーペンの方が向いています。
だからシャーペン使えばいいとは思うんですが、その時はえんぴつでやることになりました。
急な「その時」でびっくりしたと思いますが、仕事でそういう時があったのでした。
キャンバスにほっそいほっそい線を引いていくんですけど、えんぴつでやることになったんですね。
でもえんぴつは細い線をたくさん引くにはやはり向いてなくて、どんどん先が太くなってってしまいますから。
なので、ほぼ一本引くたびにえんぴつを削って尖らせる必要がありました。
それも、機械式のえんぴつ削りではぜんぜん力不足ですので、その辺に紙やすりを貼り付けといて、一本線を引くたびに先端をしゃっしゃっとやるのがいい感じでした。
とはいえ、それも何回かやれば限界を迎えるので、先端だけを削るのではなく、先端の角度を浅くする必要があるのです。
そのときは一度機械式のえんぴつ削りにかけて、そのあとで紙やすりで仕上げていくんですが、
回数をこなすうちに紙やすりでのえんぴつ削り、いや、えんぴつ研ぎがとても上手くなりました。
なんならえんぴつ磨きと言ってもいいかもしれません。
その集大成がこちらです。
どうでしょう。
まるでイラレで描いたような先端。
すばらしい。
新中野製作所
安倍大智
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