こんにちは安倍です。
モンティパイソンって知ってますか?
私は知りません。
知っていることは一つだけ、Silly Walkってやつです。
貼っときます。
これ面白いです。
モンティパイソンについて知ってることはこれだけなんですが、これだけでもモンティパイソンが面白いことはわかります。
今日、朝ふと思い出したんですよね。
駅の階段で不思議な人を見たときに。
階段を降りていました。
何人かの人が私と同じタイミングで階段を降りていました。
私の前には2人、階段を降りる人がいました。
ゆっくり降りる人たちだったので、抜かそうかなとも思いました。
なんたって私は中学時代、徒歩の速さが学校で噂になるくらい速いし、成人してから階段降りレースで負けたことがありせん。
でもゆっくり歩くのもゆっくり降りるのも好きですから、前を降りている方を追い抜こうか、ゆっくり行こうか、迷っていました。
結果から話せば、ゆっくり降りることにしました。
それだけに、前を降りるこの人の階段の降り方が興味深かったのです。
その方はウェーブのかかった髪を背中まで伸ばしており、身長は155センチくらいでしょうか、あまり長身ではありませんでした。
どんな服を着ていたか覚えていませんが、この季節ですから布の多い印象でした。いろは深緑とか茶色とか、そういう暖かい衣服にありがちな色です。足首までのスカートを履いていたと思います。
ゆっくり降りる人だなあと思いながら、その折り方を見ていると、一つ違和感がありました。重心の移動が不自然でした。見慣れない移動をしている。
どうしたことかとよく観察しました。すると、珍しい。手と足が同時の人だ。
右足を階段の次のステップに下ろす時、右手も前に出る。左も然りです。
江戸時代まで日本で主流だったとされる歩法、ナンバ歩きです。
とはいえ、(正確には知りませんが)ナンバ歩きをしていた頃、人はそもそも腕を振っていなかったと私は思っていますから、あくまで重心の動き方がナンバ歩きだ、ということです。
とにかくそんなふうに、珍しい歩法で階段を降りる様をしばらく見ていたところ、階段の途中の踊り場に差し掛かりました。
踊り場は階段の途中にある平らなところですね。今回の踊り場はだいたい2mくらいの距離があったでしょうか。
前を歩くその方はとてもゆっくりな方で、平坦なところだと、よりゆっくりでした。2mの間をだいたい6歩くらいかけて歩いてゆきます。
そこでまた、違和感に襲われました。
おかしいな...さっきまでと違うぞ。
いや?同じ人だよな?
同じ人だ。
ようく見てみよう。
右足を出すとき...左手が出ている。
その方は「階段のみナンバ歩き」の使い手でした。
これには驚きました。
聞いたことない。
平坦な道では右手と左足が一緒に前にでて、
階段では右手と右足が一緒に前に出る。
階段が終わってからもしばらく見惚れてしまいましたが、変な人だと思われても困りますから、いつもどおり普通の一般人に戻りました。
そうしてモンティパイソンを思い出したのでした。
以上です。
お疲れ様でした。
新中野製作所
安倍大智
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