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執筆者の写真安倍大智

「超やばいんだけど」の「だけど」

こんにちは。あべです。


日本語の乱れとか言いますよね。

正しい日本語とは。とか言語は変わって行くものだから言葉の使い方が変わって、広く浸透したらそれを正しいとして良いだろうとか。


どこからを「浸透した」とするのか、とか、議論は絶えないです。


そんな言葉の変化から、軽く驚いたことを一つ。


先日YouTubeにて、アメリカのYouTuberの動画をコピーして日本語のタイトルをつけて再アップロードしたような非常に卑劣な動画の再生数を1増やしてしまったときのことです。


その動画はギターの上手い人がビデオ通話で人に演奏を聞かせるというもので、ランダムに通話ができるサービスを使用していたみたいです。

こちらの画像がその中の1シーンで、驚いた部分です。


演奏を聴きはじめた直後、左の二人組が言っています。


"That's so good though..."


That's so good と言っているので演奏が上手だと感じたんでしょう。


その後です。


though


thoughがある。

なんだこのthoughは。


知らんthoughがそこにいる。


thoughといえば

Even though it is the weekend...
週末にも関わらず〜

的な感じで使う、「なのに」「にもかかわらず」「しかしながら」「だけど」的な言葉です。


「ギターめっちゃ上手いやん」っていえば良いところ、この二人組は「にも関わらずめっちゃ上手いやん」って言ってますよね。


これっておんなじことが日本語でも起こりましたよね。


「超うまいんだけど」

の「だけど」と一緒じゃないですか?


「超うまいんだけど」と「that's so good though...」はほぼ直訳の関係ですよね。

このthoughの使い方がいわゆる「若者言葉」的な新しい語法だとしたらアガりますし、

昔からこの使われ方してたというなら、それが日本に輸入されて日本でも使われ始めたんじゃないかとか、考えちゃいますよね。


いやー驚きました。


驚いた驚いた。

お疲れ様でした。


あと、新明解語源辞典を買いました。


新中野製作所

安倍大智

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