こんにちは、歩く恋愛観です。
今年の抱負は「ちゃんと(音楽)聴かないで文句言うな」ですが、そう思うようになったのは2019年あたりから日本のポップスには実は実力者がいっぱいおるということに気づいたからです。
その頃からラジオを聴き始めたこともあり、ちゃんと聴いたらこれ素晴らしいじゃんと気づくことがままあったわけです。
もちろん、私がラジオを聴き始める前にもいたはずですから、2019年頃から急に実力者が出てきたというわけではないでしょう。
それでまあ最近はApple Musicのヒットチャートをこまめにチェックしたりしているわけですが、いやほんと、辟易するくらいラブソング多いですよね。
いつもこんなに多いんですかね。
ちゃんと音楽聴きたいのに、ちゃんと歌詞読み解きたいのに、恋愛観が邪魔をして聴いてらんなくなる。
いろんな恋愛観に触れることは素晴らしいことだし、是非ともそうしたいのだけど、みんな同じこと言ってるし、わかりきったこと言ってるし...
「好きだ」を歌うけど「好きとは」を歌ってないというか、
「失恋して悲しい」を歌うけど「失恋とは」を歌ってないというか...
そういう歌が多いなあと感じてしまいまして、
でも今年の私はそんなことを感じたままに文句を言うようなアベみたいなやつではありません。
これは私の読み解きが、バックグラウンドのリサーチが足りないんだと思い直して聴いてみる、それがあるべき姿っしょ!!
というわけでNOWなヒットチャートを見ていこう。
レコチョクさんの「J-POPランキング(デイリー)」(2021年3月24日)です。
第1位
ただいま/手嶌葵
うんいいね。いいw
いいんかい
別れた、別れて寂しい悲しい。ってことを歌ってんですけど、別れて悲しいってことをいろんな言い方で、色んなたとえとか情景描写で何回も言ってきて、グッときちゃう。今時珍しいウィスパーボイスも好感持てる。キンキンの高い声、特徴的だろと言わんばかりの低い声、46人で一斉に歌うみたいなうるさい世の中で、この声が1位にいることが嬉しくなる。
第2位
Luv Bias/Kis-My-Ft2
ちょっとアレですね....色々言おうと思ったんですがジャニーズの音楽を語ることはまだ僕にはできない。それは市場の話だし、経済の話だし、ジャニーズとファンの関係は音楽では語れない。音楽では語れない音楽って奥深いはずです。浅すぎる歌詞、軽すぎるヘヴィなアレンジ、薄すぎるハーモニーに隠された真実はマリアナ的深みへ。そして海底世界で「跪け」と君臨するのでしょう。跪け2
第3位
うっせぇわ/Ado
ラブソングじゃないのきちゃったな。これは普通に衝撃的でした。去年の出始めに聴いたと思いますが、まだデイリーで3位ってすごいですね。多くの人が持っている不満を代弁する歌詞世界、いや歌詞がすごく現実的で直接的な描写がメインなので世界という感じはしなくて、言葉とか語りって感じです。そこにポエトリーがないので通常なら一蹴するところですが、コブシの聴いた歌声と責め立てるようなビート、音程の上下に合わせて気持ちが揺さぶられるようなメロディーが結構魅力的でよく聴いていたらうっすうすな歌詞の中に筆者の弱さが見えてきて、強気な言葉で取り繕っとるのが、無意識のうちにみんなにも刺さったパターンでしょうか。すごい人気ですね。YouTubeの再生回数は1億を超えてました。
とりあえず3位までやって気づいたことは、デイリーじゃダメだってことです。
次はもうちょい長いスパンでやってみます。きっとラブソングだらけになることでしょう。
そうなんないと何喋っていいかわかんないので。
お疲れ様でした。
新中野製作所
安倍大智
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