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執筆者の写真安倍大智

「眠りに落ちる」と「Fall asleep」の不思議に気づいていますか?

不思議なものです。アベです。


ブログを読んでいただいている方々は、アベは普段から不思議だワンダーだと騒いでいるのではないかと思っているのではないでしょうか。その通りです。


相変わらずそういう話です。


もういい加減いいよと思ってるかもしれませんが、大事なことだと思いますよ。


今回のは言語に表れる感覚の話です。


言語圏は文化圏と言えなくもないでしょうから、言語圏が違えば文化も違うでしょう。

そして、文化が違えばそこに暮らす人々の「感覚」にも違いが表れるのが普通でしょう。


例えば、中国では出された食べ物を全部食べてしまうと「足りない」と思われてもっと出てきちゃうといいます。

中国では残すことが、お腹いっぱい満足ですという意思表示となり、残すのが礼儀なわけです。そういう感覚なのです。

日本の文化からすると残す方が失礼なのですが、それはお互いの文化では正しいことが、文化間での齟齬になっているだけのことです。


そしてこういった感覚の違いはあって然るべきで、ごく自然なことだと思うんです。


なのに、不思議なことに、稀に、いや稀にでもないかもしれないくらいの頻度で、ごく感覚的なワード選びが多言語間で共通してくることがあるのです。


代表的なのは、

眠りに落ちる

Fall asleep


この不思議に気づけていますか?


日本語と英語ですよ?

日本とイギリスなんて1番遠いくらい遠いですよ(?)


なぜどちらも眠りは「落ちる」もんだと思ってるの?


ああ不思議。


もしかして、「眠りに落ちる」は英語からの翻訳の可能性とか考えてますか?

それ、あってます。

いや知りませんが、その可能性を考えることが正解です。楽しみ方があってます。


それを考えること自体が、ワンダーに目を向ける正しい姿なのです。


他には、

裏切り

Back-stab


すごいよなあ。どちらも裏切りという意味ですが、

これは翻訳じゃないと思いますよ。

多分ですが。


backはご存知、後ろとか背中とかです。

そしてstabは刺す。ナイフとかの刃物で刺すという言葉です。

裏と背中、切ると刺す。

関係ないとは言わせませんよ。





新中野製作所

安倍大智




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