日本語って不思議ですよね。
日本語が不思議っていう話は毎日そこらじゅうでされていて、話題にならない日はないくらいですが、今日はとびきり不思議な「ゾウ」の話です。
ゾウ。
みなさん知ってますよね、ゾウ。
あの鼻の長い、そうです、そのゾウです。
なんでゾウっていうの?
予想されるあなたがたの反応
①ゾウはゾウじゃないの!?ゾウだからゾウなの!イヌがイヌなのと同じで、理由はないしょ!?
②漢字があるから中国発祥でしょ。よくあるパターンじゃん。
③ぞお〜っとしてるから。
ぞお〜っと生きてんじゃネイヨー
正解は知りませんのでわかりませんし、あえて調べないで、どう不思議なのか、綴っていきます。
まず①の反応はごもっともです。イヌはきっと語源とかじゃなく、自然発生的にイヌと呼ばれるようになったのだと思います。大昔からその辺にいた四足歩行の動物を、だんだんとイヌと呼ぶようになったのでしょう。和語の語源を考えるとき、よくあるパターンです。
でもね、
ゾウは日本にいないじゃんかよ〜!?
ゾウがむかしっから日本語圏の人々に認識されてて、その辺にいたのならわかります。
でもいないじゃんよ!?
いつきたのかわからないけど、少なくとも日本語がほぼ現在の形になってからか、もう少し前だとしたら古文で勉強するような時代でもいいです、そんな頃にゾウが日本に紹介されたとして、それを、あの動物を、ゾウって名付けたひとどうした!?
理由がないとしたら相当エキセントリックな名付けだと思いますけど!
ほらね?不思議でしょ?
ていうか、①の人は「理由はないでしょ」で納得すなよ。
理由がなかったら、
「理由がないだと!?バカな!!!」
ってなんないとだめです。
続いて②。
これも順序として合ってます。まず中国からの伝来を考えるのであってます。
でもなんとなくわかりません?
違うだろうな...
って。
だって「ゾウ」だよ?
ZOのあとにUだよ?中国語の響きではないと思う。
ちょっと調べちゃったところ、中国語でゾウは、シャン。
シャンがゾウになる?
中国語からとは限りませんね。
じゃあオランダ語。
オリファント
ポルトガル語
エレファンテ
韓国語
コッキリ
.......
ありえん。コッキリはすごい...
ほらね?ますます不思議でしょう。
中国発祥でしょ、で思考停止してしまってはもったいない。
このワンダーを味わい尽くそうよ!
続いて③。
案外これが正解かもしれないやつ。
ですね。なんかぞおっと、ぞうっとしてますよね。ゾウは。
ゾウが先で、このぞうっとした感じの感覚があるのか、ぞうっとした感覚にぴったりの動物があらわれてゾウってことにしたのか、定かではありませんが、これかもしれない。
とにかく、日本語は不思議で、なんでゾウがゾウと呼ばれるのかについて、我々は興味を持たなければなりません。
より良い日々を送るために。
キリンにはちゃんと語源があります。
上野動物園の楽しいエピソードもあるのでそれはまた今度。
それでは!
新中野製作所
安倍大智
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