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執筆者の写真安倍大智

映画が好きな人が羨ましい

こんにちは皆さん、かの有名なアベです。

あの、アベです。


このふた月くらい、たまに映画を見ています。2週に一本くらいで、3本くらい観ました。

Netflixのものです。

映画は全てフィクションのドラマ映画でした。

どれも楽しく見られたし、表層的なエンタメ性と、深読みできる強度を持ち合わせたいい作品たちでした。

たまに聞き取れる英語の使い方、言い回しが学べるのもいいですね。


映画を3本観たくらいでブログにするつもりか?


そうなんです。皆さんにとっては「映画を3本観た程度の事」でも私にとってはブログにするほど大きな出来事なのです。


映画という芸術に、私はあまりうまく取り組めないのです。


嫌いではありません。全然。

だけど、「好き」って言ってしまうと映画好きの皆さんに申し訳ないくらい、情熱がありません。


映画が好きな人は、この無数にある、レンタル屋さんが莫大な利益があげられるほど無数にある作品を、どんどん、(私にとっては)物凄いスピードで観賞しています。

そして、その時観た作品と以前観た作品を比較分析したり、その作品の監督のスタイルや統一されたセンスを見出したり、監督の枠組みを超えて脈々と続く系譜について考えたりするのでしょう。


その情熱がないのです。

いざ観賞を始めれば、とても楽しいです。

基本的に最後まで観てしまいます。

うっかりAM0:00から観はじめてしまっても、うっかりAM2:00まで観てしまいます。

がんばって最後まで観よう、ではなくて、うっかり観てしまうくらい、その時は夢中になれます。


問題にしたいのは、「観始めるまで」です。

重い腰とはこの事で、「ちょっと観ようかな」程度では全然観始められません。

「アベにおすすめだからこの映画観てみなよ」と言われて観ることができた試しがありません。いや何回かはありますが、基本的に観てくれないと思われているはずです。

「今度会うまでに観ておくように」と言われたって多分、観られないんだと思います。


気軽に映画を観られる人になりたい。

だって映画ってめっちゃ楽しくないですか?

そうですよね?


なぜ観られないのかを考えるにあたって、なぜ観られるのか、を考えたい。

ポジティブに分析したいから。


私にも、腰が軽いというんでしょうか、スッと観はじめられる映画のジャンルがふたつあります。

一つは、「人物についての伝記物」です。

バイオグラフィーフィルムっていうんでしょうか。

ある人物について、どんな人物なのか、どんな思想を持っていたのか、本人の言葉や専門家の分析によって伝えてくれるようなものです。

このジャンルのものは、パッと観始められます。

念のため、ノンフィクションとかドキュメンタリーというわけではありません。

実話に基づいていたり、ドキュメンタリーになっていたりすることが多いですが、それは条件ではありません。


例えば、

  • ジャン=ミシェル・バスキアの芸術家としての歩みを描いた実話基づき系ドラマ映画「BASQUIAT」(1996)

  • 現代芸術家ヨーゼフ・ボイスを実際の映像で語った「BEUYS」(2017)

  • 音楽家・細野晴臣のデビューから50年の活動を実際の映像でまとめた「NO SMOKING」(2019)

みたいな感じです。


要は、その人のことが知りたいと思うから、観るんだと思います。

例に挙げた3人には、映画を観る以前から興味を持っていたり勉強したいと思っていました。

勉強の一環として映画があるにすぎないということかと思います。


もう一つは、出演者に興味がある場合。

これは映画をばかにしてると思われてもしょうがないと思うので憚られますが、分析のために。

例えば、

みたいな風に、観た映画には大抵、元々ファンだったり、興味ある人が出ています。

映画が観たいからじゃなくて、その人が観たいから観てるかもしれません。

それで、大抵あまり話は覚えていません。最低かよ。


そうでもない限り、「映画を観よう!」っていう気持ちにあまりならんのです。

たまにはなりますよ?

「海獣の子供」、原作ファンでもなく、米津ファンでもないまま映画館に観に行きましたが、めちゃめちゃ感動して、好きになりました。

そういう経験があるので、もっと映画観たいんです。

何にも知らずに観て、すごく好きになった経験があるから。


「ちょっと時間空いたから映画みよ!」ってなる人とか、めっちゃいいなって思います。

僕の場合、

ですよ。まったく。


でもね、さっき書いていて、心当たったことがありました。

「何にも知らずに観て、すごく好きになった経験があるから。」

っていう部分すごく大切な気がしました。

デヴィッド・ボウイが観たいだけで観たツインピークスの映画を観たおかげで、デヴィッド・リンチが好きになったし、うわ、もうデヴィッド3人目ですよ。

デヴィッド・バーンが観たいだけで観た映画のおかげで、ショーン・ペンっていい役者だなって思ったし。

そしたらリンチの映画は他にも観たし、ショーン・ペンが出てる映画はまあ観てないですけど笑

インランドエンパイアなんで最高だと思いましたし...


あれ?なんか一応映画を好きになるルートに乗っている気がしてきました。

みんなそうやってどんどんハマっていくのでは?


音楽はそうでした。


てことは、時間さえ確保できれば私にも映画好きになるチャンスはあるってことでしょうか?


こんな簡単な結論でいいのかな。

今後は、映画を観るための時間を確保し、好きな人、興味のあるものからでいいので、できるだけ映画を観る。


うむ!


お疲れ様でした!


P.S. 「わいわいゲーム実況チャンネル[YCH]」は本当にオススメです。平気で1時間くらいは持っていかれますが、損はないくらい心がきれいになります。


アベでした。



新中野製作所

インフォグラフィクス / デジタルファブリケーション

安倍大智





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